ピル外来

もっとも確実な避妊方法

ピルは排卵や生理を調整するための「エストロゲン(卵胞ホルモン)と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」を含んだ錠剤です。「排卵のストップ」「精子の子宮内進入の抑止」「受精卵着床の抑止」の3つの作用によって、排卵を抑制して受精を成立させないようにします。ピルの避妊効果は非常に高く、正しく服用すればほぼ100パーセントの確率で妊娠を避けることが可能です。

避妊以外の効果

ピルを服用すると妊娠の予防以外にも「生理痛が軽くなる」「経血量が減る」「生理の期間が短くなる」「生理不順が解消される」といった効果が見られ、避妊目的というよりは生理痛や生理不順に悩まれている方が症状軽減のために飲むケースが増えています。妊娠を希望する期間は服用をとりやめ、出産した後に「ピルを飲んでいると体調がいいから」と服用を再開される方も少なくありません。排卵を抑えることで卵巣が良好な状態に保たれ、卵巣がんにかかるリスクも低下すると言われています。ピルは子宮内膜症の治療薬としても利用されています。

ピルのデメリットについて
  • 1日1錠を毎日必ず飲む必要があります。
  • 毎月2,500円~3,000円ほどかかります。
  • 昔より副作用は少なくなりましたが、ゼロではありません。

副作用

血管の中で血液が固まりを作り、血管を塞いでしまう「血栓症」を引き起こす可能性があります。
喫煙者、35歳以上、血圧が高い方、肥満の方などは要注意です。

アフターピルについて

アフターピルは「性交後72時間以内に飲むと妊娠を回避できる可能性がある」という薬剤でありますが、100%の効果が見込めるわけではございません。できるだけ早く服用された方が効果があります。当クリニックではヤッペ法とノルレボ服用の2通りがございます。